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SPEAKER UNIT

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厳選されたスピーカユニット accuton社訪問

HIRO-SYSTEMに使用されているスピーカーユニットは、世界中の優秀なユニットの中から特別に選ばれて使用されています。特にドイツのaccuton社のユニットはHIRO-SYSTEMの音を決定づける最大要素となっています。

きわめて軽くしかも強い強度を持ったセラミック振動版は他に類がなく、MODEL-CCシリーズのハイスピードな再生音はaccuton製品のおかげと言ってもよいでしょう。私はユニットを作ってる人たちはいったいどんな人たちなのかと思いが募り、2017年の9月に本社のあるドイツに向かいました。

Thiel & Partner社の子会社にあたるaccuton社の研究所は、ドイツのケルン郊外プルハイムに位置します。ヨーロッパらしい統一されたデザインの街並みの中に、レンガ作りの比較的大きな建物があり、その中が細かく区切られ20社ほどが入居しています。その中の一つがaccton社の研究所なのです。ドイツだけではなくヨーロッパでは古くからある建物を非常に大事にしており、建物自体に風格と威厳を感じさせられました。

ガラス張りの玄関から入ると、笑顔で技術主任のDirk Vaehsen氏に迎えていただきました。氏から会社の成り立ちや製品に対するポリシーをうかがうことができました。驚いたのは技術的な話になったときに、互いの出した資料がきわめて似通ったものだったことです。特にタイムアライメントの話は、互いが描いた図面がほぼ一致、互いに顔を見合わせて笑ってしまう場面もありました。Dirk氏は「他人からタイムアライメントの説明を受けたのは初めてだ、いつもは私のほうが説明する立場なのに(笑)」とのことでした。また、スピーカーの振動版が正確にピストンモーションする必要性についても強く共感しました。ドイツと日本、遠く離れていながら同じ考えでスピーカーを作っていたことに、不思議な縁を感じます。

accton社の経営規模は日本の家電メーカーなどと比べれば比較にならないほど小規模ですが、世界に通用するユニットをいくつも生み出しています。ダイヤモンド振動版を含む薄膜振動版の形成技術では圧倒的な技術をもっているのです。Dirk氏から新世代のユニットについて熱い説明を受け、HIROの次世代モデルでは使ってみたいと思いを巡らせました。

 

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